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ローマ人の物語
著:塩野 七生
ローマ帝国の建国から滅亡まで。完結までに14年かかった超大作。
ジャンル:歴史 ボリューム:とんでもない
大学時代、「好きなタイプは?」と聞かれ、「ユリウス・カエサル!」と即答しては引かれていた。
決して質問をはぐらかしたいとかの意図はなく、この頃は本心から「カエサルみたいな男の人と付き合いたい!」と思っていた。理想と現実の境目がぼんやりしている大学生だった。
でもこの責任は、同じくカエサル好きで、この男をとんでもなく魅力的に描きすぎた著者の塩野さんにもとっていただきたいくらい。それくらいかっこいいんです。
女好きでモテモテでありながら借金を背負いまくり、ハゲてるけどおしゃれという偉人としては人間的すぎる一面を持ちながら、戦場では冷静かつ寛容。
自分に都合のいい現実だけでなく、あらゆる情報を駆使した現状分析力と、未来を見通す先見性を持つ上に、文才もあって書いた本は現代でも読まれ続けるベストセラー。
アニメキャラもかくやという盛り盛りの設定を「この作者ちょっとカエサルだけひいきし過ぎでは?」と思うくらいの情熱で書かれたら、惹き込まれるしかないのである。
それとともに、日本人と古代ローマ人の意外なる親近感も、この物語を読み進めるポイントになる。
発想力よりは模倣や改良が得意だったり、身体的能力では劣っても、集団の知恵と規律と結束で打ち負かしたり、お風呂が好きだったり・・なんだか妙に身に覚えのある感覚で、遠い昔の遠い国のまったく関係ない人々とは思えない。
長い長い物語の中に、地域・文化・宗教・政治・戦争など人の営みの過ちと正当性と、もがきと希望と絶望とあらゆるものが詰まっていて、読み終えた後は絶対にローマに行きたくなる。
私は実際卒業旅行でローマに行ってしまった。親に借金してまで「ローマに行かなくては!」と思わされる、それくらい、心にずどんとインパクトを与える、そんな本でした。
たまり
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